宮城谷昌光 「三国志」はもう連載終了してますか?
孔明没後の三国に興味があるのですが。
そこはいままでの三国志ものと同様駆け足で終わってしまうのでしょうか?
できれば三国どこにも偏らない叙述を期待したいのですが。
最悪蜀中心でなければ好ましいです。
どうなんでしょう。
宮城谷昌光氏の『三國志』は、『文藝春秋』で引続き連載中です。
今月号(本年十一月号)には、「王凌は、外甥(姉妹の子)令狐愚が死亡した後も叛乱を諦めず、曹氏一族の年長者白馬王曹彪を皇帝に擁立する計画を進める」「孫權[=孫権]が、皇太子孫和を廃し、孫覇に自殺を命じる」と言う話が登場します。
先日発売された最新第九巻『三國志(文藝春秋)』には、「諸葛亮が五丈原で病没する」と言う話等が登場します。
宮城谷昌光氏の『三國志』は、三国何処にも偏らない叙述を期待、と言う質問者様の希望通りに進んで行くでしょう。他『三國志』作品と同様、物語が駆け足で終わってしまう事も無い、と思います。
諸葛亮の病没以降の話…喩えは、司馬懿が公孫淵を討伐する話も丁寧に描かれています。今後も三国何処かに話が偏る事は無く、三国各々の重要事件が公平に描かれ続ける筈です。
宮城谷昌光氏の『三國志』は、司馬懿の孫の司馬炎が皇帝に即位する所まで描かれる、と推測します。
氏は連載前に、正史に基づき、曹操を中心に蜀の滅亡まで書く予定と言っていました。皆さんのいうとおり、まだ連載しています。もうすぐ司馬懿が亡くなるところですね。魏の情勢を中心に描きつつ、他の状況もスポットを当てた人物主体で表現されています。
まだやってますよ。
少なくとも文藝春秋11月号ではまだ連載してます。
氏は正史を描くと言っており、蜀の滅亡までは書くと思われます。
三国どこにも偏らないというか、正史を描く以上、正史三国志で最も記述の多い魏中心になるのは仕方ない事と思います。
ちなみに11月号は司馬懿に対するクーデターを企てた王凌の話が書かれていました(私は今月号は最後までまだ読んでないので分からないのです)。
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