三国志演義の作者は、曹操と孫権のどちらを特に嫌っていたと思いますか?
曹操が嫌いだから悪役に仕立てたとも考えられますし、孫権が嫌いだから脇役で冷遇したとも考えられるのですよ。
皆さんは、どのように思いますか?
別に曹操が嫌いだからではないでしょう。
単にこれは儒教論理なんで、
劉備を正義としたら、曹操を悪とするしかないのです。
そして孫権ですが、はっきりいって演義的には
孫権の役割はほとんどありません。
脇役というだけです。
実際、割かれている話数も少ないし、出てこない。
出てきても、騙され役とか、引き立て役。
演義の筋書きは、単純な構図で、いつも不変です。
好き嫌いは関係ないでしょう。
というのも、三国志演義が成立したのは、
彼らが死んだずーーーーーーーと後なんで
すくも嫌うもない。
だいたいからして、演義は、桃園の誓いから始まることからして、
いきなり”仁義”や”孝徳”、”忠義”のテーマが続くのです。
要するに、このテーマに沿いさえすれば、
人物は誰でもいいのです。
歴史的な構図を、儒教や道徳に則ったストーリーと人物像に単純化してる。
そういうキャラ配置になってるのです。
わかる?
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